機械学習エンジニアになりたい人のための本という本を読んだ

難しいことは書いてないので、読むのが早い人は一日で読み終えることができるだろう。 機械学習界隈のキャリアの現状、どういうジョブがあるのか、世界事情、コミュニティ、情報収集、勉強方法まで、浅く広く理解するにはいい本だった。

機械学習周りのことをつぶやいてるTwitterアカウントやおすすめのブログなども載っていてて参考になったけれど、この分野はかなり移り変わりが激しいので、数年後この情報がどれだけ役に立つかはよくわからない。そういう意味で鮮度が重要な本なので、読もうと思ってるならできるだけ早く読んでおいたほうが良さそう。

転職活動の方法とか

第5章に機械学習周りの職種に転職するための方法が書いてある。履歴書、職務履歴書の書き方や面接対策まで書いてあって親切みを感じた。書類の書き方サンプルがあったけどあんまり参考にならん気がする。*1

個人のアピールポイントを載せてない履歴書(職務経歴書)をよく見かけるけど載せたほうが良いよということが書いてあった。僕は今の会社でソフトウェアエンジニアの応募書類を見たり面接をしたりしているけれど、確かにそういう書類は結構ある。この本にはその職種につきたい理由や、どんな仕事がやりたいかとか未来のことを書くのがいいみたいなアドバイスをしているけれど、面接する側からすると、過去にどういう成果を出してきたのかをたくさん書いてもらえると、応募者がどんなことに関心があって、仕事にどういう関わり方をしてきたかがわかるので嬉しい。過去の成果に対するアピールポイントがあった上で、未来はこういう感じでやっていきたいというようなことが書いてあると、文章に一貫性と説得力が生まれていいんちゃうかと思った。

海外事情

第8章に海外事情が書いてある。アメリカのシリコンバレーだけかなーと思ったら、ニューヨークやロサンゼルスのことも書いてあって面白かった。その他に中国、ヨーロッパ、東南アジアのことも簡潔にまとめてあって、日本以外がどうなってるかを雑に知るには丁度良かった。

まとめ

各項目が短くまとめてあってブログの記事感覚で読めるし、なんか時間が無くて効率的にこの界隈の情報とかリンク集を集めたい人にはおすすめと思いました。

*1:趣味でDJやってる話いる?