MacBook Pro Retina買ってからやったこと (2014年版 開発環境+DTM環境編)

MacBook Pro 15-inch, Mid 2009からMacBook Pro Retina 13-inch, Late 2013に乗り換えた。 次に買い換えるとき絶対忘れるので何をしたか残しておこうと思った。 古い方のmacbookにはいらないものがたくさん入ってそうだったのと、新しい方は256GBのSSDで容量節約したかったので今回は移行アシスタントは使わず、人力でがんばった。

コンピュータ名

いままで全然気にしたこともなかったけど、rebuild.fm ep.27聞いてからマシンに名前つけたいと思うようになった。

Rebuild: 27: Dragon Quest, Docker and AngularJS (Naoya Ito)

調べたらいろいろあって楽しい。

サーバ名など、たくさんの名前が必要なときに使える「命名シリーズ」まとめ - masahirorの気まま記録簿

結構迷ったけど、バンドとかやってたのもあって最終的にElectro Harmonixのエフェクター名をつけていくことにした。
最初なのでもちろんbig-muffと命名した。かなり気に入っている。次のマシンはsmall-cloneにしたい。

Electro Harmonix エレクトロ・ハーモニックス

設定自体は「システム環境設定」> 「共有」のコンピュータ名の変更で行う。

Command Line Tools for Xcode

homebrewを使うため。

xcode-select --install

dotfiles

GitHubから自分のdotfilesをcloneしてくる。

distkloc/dotfiles

homebrewやnodebrewインストール、goのディレクトリ作成、neobundle.vimのcloneとdotfilesのシンボリックリンクを作る簡単なシェルスクリプト作ってるのでそれを実行する。

homebrew

dotfilesの中にBrewfileディレクトリ作ってその中にBrewfile置いてるので、

brew bundle Brewfile/Brewfile

でパッケージとhomebrew-caskで入るアプリを一括インストール。最近はcaskの方にRictyとかあって楽だし、SuperColliderまであって感動した。

google日本語入力

googleIMEをcaskで入れた場合、そのままでは使えるようにならないので「システム環境設定」> 「キーボード」 > 「入力ソース」からGoogleのソースを追加する。

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とりあえずひらがなと英数だけ追加した。

Alfredのおまじない

brew caskで入れたアプリを検索対象に含める。

brew cask alfred link

Macの環境構築にhomebrew-cask+Brewfile便利 - yo_waka's blog

デフォルトシェル変更

zsh使う。

chsh -s /bin/zsh

iTunes

90GBくらいあったので外付けHDDに移動することにした。HDDはLaCieの500GBを買った。

LaCie 500GB Mobile Porsche Slim USB 3.0 Hard Drive

これ。

iTunesのデータ移動にはメディアファイルだけ移動する方法とライブラリ情報ファイルごと移動する方法がある。

» iTunesをタイムカプセルに接続した外付けしたHDDに保存&使用感 WorldWideWeirdo

今回はライブラリ情報ごと外付けに持っていく方法をとった。optionボタン押しながらiTunesを起動して外付けHDDに移動したiTunes Library.itlファイルを選択するだけで完了。

あと、iTunesの認証解除もやっておいた。

iTunesで認証したPCが5台を越えてしまったときの対処法 | nanapi [ナナピ]

iPhoto

これも外付けに移動。iTunesと同じようにoptionボタン押しながらiPhotoを起動。移動させたiPhoto Libraryを選択する。

iPhotoの写真をMac外のディスクで管理する方法 | Ah-SOBOT

オーディオインターフェイス

もともとEDIROLのFA-66をバスパワーで使っていたのだけれど、これFireWireでしか繋ぐことができない。今回買ったMacBook Proにはそんな端子ついてない。appleThunderbolt - FireWire変換アダプタを出しているので、これを使って繋いでみたけど、バスパワーではまともに動作しなかった。

RolandのFA-66の製品ページには

Apple Thunderbolt - FireWire アダプタで変換してのご使用は、動作を保証いたしかねます。正常に動作しないケースが確認されております。

FA-66 FireWire Macintosh 関連情報 :: FA-66 :: 動作確認情報 :: サポート :: ローランド

とか書いてあるので仕方がないと思う。アダプター使ってセルフパワーにしたら動くかもしれないけど、コードが増えるのが嫌なので試してない。結局新しいオーディオインターフェイスを買うことにした。

NIのKOMPLETE AUDIO 6かRolandのQUAD-CAPTUREで迷ったけど、QUAD-CAPTUREは出力用の標準フォンジャック端子が2つしかないのに対して、AUDIO 6は4つ付いていたのでAUDIO 6にした。

AUDIO 6使ってみてわかったけど、ヘッドフォンモニターの出力と、マスター出力のボリューム調節を別々にできるのがとても便利だった。

あと、公式サイトのサポートページに書いてあったけど、オーディオインターフェイスは繋ぐUSBポートに相性があるらしい。

ほとんどのMacbookおよびiMacの内部ルーティングでは、特定の一つのポートのみがUSBオーディオ・デバイスに適しています。このポートの物理的な場所は、Macの機種やリビジョンによって変わってきます。アップルのシステム情報(アプリケーション>ユーティリティ)を開く事によって、内部USBの配置を確認し、オーディオ・インターフェースのための正確なポートを見つけることができます。オーディオインターフェースは内蔵カメラとそのポートを共有するべきではありません。

NIハードウェアデバイスが認識されない(Mac) – Native Instruments

内蔵カメラとポートを共有すべきではない。らしい。システム情報開いて確認してみた。

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肝心の内蔵カメラ(iSight)が見当たらなかった。これで問題なく動いてるからまあいいやという感じ。

Ableton Live

Liveは8をまだ使ってる。ライセンスについては古いマシンに入ってるLiveをアンインストールすれば大丈夫そう。

Ableton Live ライセンスについて

Liveの本体はAbletonの公式サイトにログインすると32bitか64bitを選んでDLすることができる。Max for Liveや購入したPartner Instruments(今はPackという名前になってる)もログインするだけでDLできる。一々パッケージのDVDから入れる必要なくてすごい便利。すごい。

Music production with Live 9 and Push | Ableton

でもそれなりに容量大きいし、Ableton Suite 8についてた音源やPackの一部はDLできないみたいなので、Live本体だけDLして、残りは古いマシンからLiveのライブラリを外付けHDDに持ってくることにした。

デフォルトのLiveライブラリは~/Library/Application Support/Ableton/Library/にある。これをまるごと外付けHDDに移動して、新しいマシンでLiveを開いて「環境設定」 > 「Library」 > 「ライブラリロケーション」から「ロケーションを変更」を選択して移動したLibraryディテクトリを選択して暫く待つ。終わったら同じところにある「ライブラリを修復」もやっておくといいかもしれない。

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自分で作ったLiveセットは、ライブラリさえ壊れてなけばどこにおいても問題なさそうな感じだった。ただしLiveのライブラリディレクトリに入れていないサンプルがあったり、VSTの場所が変わると読み込めないので、都度場所を教えてあげる必要がある。もしかしたらメニューの「ファイル」 > 「ファイルの管理」 > 「ライブラリの管理」で直せるかもしれない。

Waves

L3のライセンスをiLokに入れてたのだけど、WavesのAuthorize方式が変わって専用アプリ(WLC)でオンライン認証できるようになってた。

Media Integration | サポート

ただ、これを使うには最新のWLCをインストールして、WLC上でiLokに入っているライセンスを一度クラウド上に戻す必要がある。しかし僕のiLokのUSBメモリは壊れたのか認識されなかった。この場合、WLC上でライセンスを年に一回だけRecoverできるので、これで修復しなければならない。

ここがWavesの商売上手なところというかやらしいところというか、このRecover機能はWaves Update Planに加入していないと利用することができない。しかたがないので$70支払って一年間加入することにした。悲しい。

補足だけど、2014年4月現在、OSX 10.9向けのWLCはこのページからoffline installerをDLしてくる必要がある。

Plugin Alliance

brainworxのbx_controlとbx_soloの再アクティベートをする必要があった。

Downloads - PLUGIN ALLIANCE - ENGLISH

まずここからプラグインをダウンロード、インストールする。Liveを起動してプラグインを立ち上げるとLicense認証のフォームが出てくるので、Plugin Allianceのログインアカウントとパスワードを入力した。だけど何故か認証失敗エラー出る。仕方ないのでオフライン認証したら今度はLiveがエラーで落ちてしまって認証すらすることができなくなってしまったので一旦プラグインをアンインストールすることにした。

アンインストール方法は、/Library/Audio/Plug-Ins/VST/Plugin Allianceの中の.vstの削除と/Library/Audio/Plug-Ins/VST3の中の.vst3の削除、あと~/Library/Application Support/Plugin Allianceの中にライセンスのファイルがあるのでそれも削除する。

しばらく原因がわからなかったので後回しにしてたけど、ふと思いついて、ログインアカウントのメールアドレスをサイト上で変更したらすんなりと認証通った。僕はメールアドレスにgmail+を使うエイリアスを利用していたのだけれど、どうもその+がログインアカウントメールアドレスに入ってるとうまくいかないようだった。

あとは古いマシンでactivateされているライセンスをサイト上でdeactivateすればよい。

myPLUGINS - PLUGIN ALLIANCE - ENGLISH

myPLUGINS > View & Manage Registered Pluginsから行う。

Max6

これも再度オーソライズ

MI7 Japan - Cycling 74 | オーソリゼーション: Max 6

この通りにやっていくだけだった。同時に複数マシンで起動しないなら何台でもオーソライズできるみたい。結構緩くて嬉しい。

1Password

長い間LastPassを使っていたけど、なんかサイトの管理画面がずっと垢抜けてなくてダサいから1Passwordに乗り換えることにした。

[Mac]lastpassから1Passwordに移行してみる | N1kuMeet5

だいたいこちらに書いてある通りにやったら簡単に移行できた。

あとはLastPass退会する。

LastPass - あなたのアカウントの削除

Time Machine

外付けHDDもTime Machineのバックアップ対象に加える。

Time Machine環境設定からオプションを開くと、外付けHDDが除外対象になっているので外すだけ。AirMacにHDD繋いでたりする場合、そのHDDはTime Machineバックアップ対象にできないので諦めましょう。

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キャッシュとDownloadディレクトリは特にバックアップいらないかと思って除外してみた。

~/Library/Caches
/Library/Caches
/System/Library/Caches
~/Downloads

解像度変更

画面ちょっと広く使えるように変更する。

「システム環境設定」 > 「ディスプレイ」 > 「ディスプレイ」で解像度: 変更を選択。一個右へ。

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おわり

とても疲れた。もうやりたくない。